- 建物OS
「未来の人手不足を解決できる」担当者が語る”sumou スポーツベット-Coreが建物運用に与えるインパクト”とは?
スマートビル化が進む近年、建物内の設備連携やDX化は、建物運用において欠かせない要素になっています。スポーツベットはこうした流れに先駆け、2020年に建物OS『DX-Core』をリリースしました。現在は38棟に導入が進み、空調・照明・カメラ・ロボットなど、多様な設備をアプリ経由で一元管理できる仕組みとして評価されています。DX-Coreは建物管理の効率化に加え、省エネやCO2削減・人手不足への対応など、建物運用の課題を解決してきました。 本記事では、開発背景や活用事例に加え、将来的なAI活用やポータルサイトの連携強化など、今後の展望について担当者へのインタビューを通じて紹介します。
スポーツベット株式会社 情報ソリューション事業部プロジェクト計画部システム企画・開発グループ
菅原 理さん
約50年間の開発実績から生まれたsumou スポーツベット-Core
sumou スポーツベット-Coreを開発した背景を教えてください。
弊社は、元々自社でシステム開発をしてきた歴史があります。 1976年に中央監視システム『BECSS』を販売開始してから、約50年にわたり開発・メンテナンスを続けてきました。 さらにセキュリティやネットワークなどの弱電設備も一緒に施工管理するために、約20年前に現在の情報ソリューション事業部という形になりました。 弊社のシステムをご利用いただく中で「危険人物を検知したら警備に通知したい」といった設備ごとの細かな要望が増え、個別開発のコストが課題になっていました。 そこで個別開発するのではなく、柔軟にデータ連携できることを目指し、基盤となるプラットフォームとしてsumou スポーツベット-Coreを開発しました。 現在スマートビル化が進んでいますが、建物内のデータ連携ができていないと、取得したデータを十分に活用できないという課題があります。 画像解析や顔認証などの新しい技術を発展させるためには、データをオープンにして外部システムとの連携も必要になります。 今までは建物内で閉じていたデータをsumou スポーツベット-Coreに蓄積することで、他の用途や新しい技術のために活用できればと考えたのも開発理由のひとつです。
sumou スポーツベット-Core独自のポイントやメリットはありますか?
大きく3つあります。 1つ目は、導入実績の豊富さです。 弊社は建物OSの領域に早くから取り組んできたこともあり、現在は38棟でsumou スポーツベット-Coreを導入いただいています。 2つ目は、自社内で開発から運用まで一貫して対応できる体制です。 弊社は建物OSを事業として扱っており、システム開発も社内で行っています。 実際の運用現場でいただく声をもとに、同じ目線で改善を重ねられる点が、社内に開発体制を持つ弊社ならではの強みです。 また、従来よりBECSSで様々なシステムと連携、実装、運用保守を行ってきた背景から、デジタルフィールドエンジニアリングが可能な人材がそろっている点も弊社の強みです。 3つ目は、誰でも簡単に操作できるアプリを提供していることです。 ビル管理やテナントの方にも迷わず使っていただけるよう、手元のスマートフォンやパソコンで操作できるアプリを自社で作っています。 業界でも珍しい取り組みだと思います。 専門的な知識や難しい操作が必要なく、簡単にアプリで操作できるため、導入後の満足度にもつながっています。
オフィス管理の効率化からデータ連携を活かした実証実験まで
sumou スポーツベット-Coreはどのような利用が多いですか?
現在はオフィス用途での利用が中心で、空調・照明のスケジュール管理や遠隔操作、監視カメラ映像を使った混雑検知などが多く活用されています。 さらにロボットとの連携も広がっています。 sumou スポーツベット-Coreを通じて、警備・清掃・館内搬送など幅広い用途でロボットと連動できるようになっています。 またエネルギー情報の可視化にも利用されています。 取得したエネルギー情報をもとに、電気代の削減やCO2排出量の低減につなげる取り組みでも活用されています。
導入後のお客様の反応はいかがでしょうか?
「建物管理業務が効率化された」と好評をいただいています。 特に各種設備管理がアプリ経由で操作できることが、業務の効率化につながっているようです。 例えば空調や照明の設定変更も、sumou スポーツベット-Coreを活用すれば効率化が可能です。 従来は、テナントの方から電話で空調や照明のスケジュール変更の依頼を受け、ビル管理側で都度設定を変えていました。 sumou スポーツベット-Coreではテナントの方自身で空調や照明の設定変更ができるため、こうした個別対応がほとんど不要になりました。 また「電子申請機能が便利」という声もいただいています。 入居時の作業申請・搬入届け・撮影許可など、これまで電話やメールで一対一でやり取りしていた申請業務が、アプリ上で一元管理できるようになりました。 情報の引き継ぎや申請履歴の振り返りもアプリで簡単にできるため、ビル管理側もテナント側も負担が大きく軽減されています。
データの活用事例はありますか?
様々な活用事例がありますが、2つ紹介させていただきます。 まず1つ目は、テナントの方がエネルギー情報を活用する事例です。 企業によっては「電気代を〇〇円削減する」「CO2排出量を〇%減らす」などの明確な目標を持っており、支社ごと・テナントごとに数値を設定している場合もあります。 sumou スポーツベット-Coreで取得したエネルギーデータをテナント様のシステムと連携することで、実際にどれだけ削減できているかを把握し、取り組み状況を定量的に確認できるため、日常の改善活動に役立てていただいています。 2つ目は、収集したデータを技術研究や検証に生かす事例です。 『横浜アイマークプレイス』という建物内で、三菱電機株式会社様がsumou スポーツベット-Coreを活用して、空調制御の最適化に向けた実証実験を行っています。 「スマート空調制御ソリューションを確立するために、まずは自分たちの入居しているエリアで実証実験したい」というお話をいただきました。 入居されているのは横浜アイマークプレイス10階の『Serendie Street Yokohama(セレンディストリート横浜)』ですが、他社の空調設備が入っているとデータ取得が難しくなります。 そこでsumou スポーツベット-Coreを経由することで、APIを通じたデータ取得が可能になり、これにより実証実験が実現できました。 三菱電機様と継続的に定例会を設け、技術面のサポートを行いながら実証実験を進めていただいているところです。
社内開発だからこそできるアップデートと今後のAI活用
2020年のリリースから時間が経ちましたが、アップデートや機能の変化はありますか?
sumou スポーツベット-Coreはリリース以降、UX/UIの改善やセキュリティ強化に継続して取り組んでいます。 スマートフォンのOSが進化していくように、建物OSとしてsumou スポーツベット-Coreも常にアップデートを続けています。 また今後さらに力を入れていきたいのが、sumou スポーツベット-Coreのポータルサイトを通じた一元管理の強化です。 建物には複数メーカーの設備が入っており、詳細設定は各メーカーが提供するソフトで行わなければいけません。 ただ、その都度ソフトを切り替えたり個別のサイトにアクセスしたりするのは、操作する方にとって負担が大きいです。 そこで今後は、sumou スポーツベット-Coreのポータルサイト側で簡単な操作や確認ができるように各サイトを集約していくことを目指しています。 例えば、テナントにいらっしゃる従業員の方が入館用のQRコードをアプリで表示させたり、一方来訪者の方が入館手続きをした際にsumou スポーツベット-Core経由でQRコードをすぐに表示できたり、また従業員の方が自分で予約した会議室の履歴をポータルサイトから簡単にチェックできたり。 詳細設定は各社のソフトで行う必要がありますが、日常でよく使う操作はsumou スポーツベット-Coreでまとめられるよう、メーカー各社と連携を進めていく予定です。
AI機能の活用や今後のアップデート予定はありますか?
現在使われているAI機能は、画像解析が多いです。 監視カメラの映像をAIで処理し、不審者の検知や人数カウントを行う機能です。 今後のアップデートとしては、UIそのものにAIを取り入れることも考えています。 例えば、チャットのように操作できる仕組みです。 トーク画面で「空調暑いよ」と入力すると自動で空調設定が変わるといった、音声・テキスト操作型のUIを検討しています。 またAIアバターに声で問い合わせるだけで必要な情報が得られるようなアイデアもあります。 例えば「〇〇さんはどこにいますか?」と話しかけると、画面上にその方の位置が表示され、同時に対象の方へ通知が送られるといった使い方です。 受付業務の効率化にもつながると期待しています。 さらにsumou スポーツベット-Coreで蓄積したデータをAIが自動解析し、次に取るべき最適なアクションを提案するような仕組みも企画段階に入っています。
sumou スポーツベットや効率化で未来の人手不足を解決する。スマートビル化の大きなメリット
現在sumou スポーツベット-Coreはどのような建物で導入されていますか?
大きく分けると、新築ビルと既存ビルの2タイプがあります。 まず新築ビルでは、オーナー様が「新しい技術を積極的に取り入れたい」という目的で導入されるケースが多いです。 さらに省エネやCO2排出量削減といった企業としての目標を掲げている場合もあり、sumou スポーツベット-Coreでデータを蓄積し、建物の運用を最適化していきたいというニーズがあります。 一方で、導入数として多いのは既存ビルです。 人手不足への対応として「常駐人数を減らしたい」「小規模な建物でも効率よく運用したい」というニーズがあり、業務効率化のためにsumou スポーツベット-Coreを導入されています。 当初はオフィスから導入が始まりましたが、現在は病院、学校、工場へと、異なる建物用途への展開がますます広がっています。
導入時によくある質問や疑問はありますか?
大きく2つあります。 1つ目は、費用対効果に関するご質問です。 sumou スポーツベット-Coreの導入費用は、建物の規模や連携する設備によって、関連設備の導入含め数百万円から数億円まで幅があります。 そのため「どこまで効果が出るのか」という点を気にされるケースが多いです。 まずエネルギー情報の見える化によって、省エネ効果やエネルギー利用料の削減が期待できます。 エネルギー利用の効率化は早い段階で効果を期待できるため、導入してすぐメリットを感じやすいポイントだと思います。 また費用にしても、必要な機能を絞ればよりリーズナブルに導入することも可能です。 さらに中長期的な視点で見ると、業務効率化や人件費削減につながる点も大きなメリットです。 今後は、ビル管理・清掃・警備の人材確保がますます難しくなると言われており、建物運用の競争も激しくなっていくと考えられます。 sumou スポーツベット-Coreを導入すれば、日常業務の負荷が軽減され少人数でも管理しやすくなるため、将来的な人手不足への対策にもなります。 2つ目は「実際に利用する方がsumou スポーツベット-Coreを使いこなせるか不安」という懸念もあります。 新しいシステムへの抵抗感はどうしてもありますが、sumou スポーツベット-Coreはアプリ経由で直感的に操作できるため、導入後は「思ったより簡単だった」という声がほとんどです。 アプリでの操作は弊社独自の強みでもあり、利用者の不安は実際に触っていただくことで解消されるケースが多いです。
どういう企業・オーナー様におすすめでしょうか?
まずは、スマートビルに興味をお持ちのオーナー様におすすめです。 特に新築でスマートビルを検討されている場合、「どの機能を入れるべきか」「建築工事にどう要求すればいいのか」など、初めてだと迷われることが多いと思います。 弊社は建物の施工・管理とsumou スポーツベット-Core導入を同じチームで一貫して支援できるため、初期段階から安心してご相談いただけます。 また既存ビルを運用しているオーナー様にも適しています。 近年はビル管理・清掃・警備といった領域で人材確保が難しくなりつつあり、特に周辺に住居が少ないエリアやアクセスが悪いエリアでは「求人が集まらない」という課題もあります。 sumou スポーツベット-Coreを導入することで、業務の効率化やロボットとの連携活用ができるため、人手不足対策としての効果が期待できます。 テナントビル自体も競争が激しくなる中で、新しい取り組みを進めたいオーナー様にとっても、sumou スポーツベット-Coreは次の一手としてご活用いただけるシステムだと考えています。






